『お金と幸福』

『お金と幸福』について

 

部分的なところで『お金と幸福』は比例する、というふうなことを言われていて、その通りだなとおもいます。

 

条件付きの幸せ・・・(お金があったらできる)

もし100万円あったら、ハワイ旅行へ行こう!

もし1000万円あったら、広い部屋に住もう!

高級な何かを買おう。

 

条件無しの幸せ・・・(お金をかけずにできる)

ぐっすり眠る

青空を見上げたり、夜空に耽る・・・自然にあるものに感じ入ること

小鳥の声を聴いて、木々の隙間から流れる風を受ける

掃除や整頓をして身の回りをキレイにする

地域の無報酬活動に参加する

 

良寛麗しのサブリナの流れで、『お金と幸福』について少しまとめてみようとおもいます。

幸福度MAXの人は、おそらく個人的な所有感覚というものを持ってない。「私の〜」「おれの〜」限定されているもの、条件付けられているものはやがて失われるということを人はどこかで知っていて、そのことに対して恐れが無意識なうちに生じることが…。それがお金に対する執着心として、汚れのようなものとして残る。幸福度の最大値を目指したとき、最終的にそういうところにあるとおもいます。こういった話はこちらのページで深めていきたいとおもいます♯スッキリリヴィン

スッキリリヴィン

 

『良寛』

映画ではなくて、『良寛』の歌の紹介です。

 

盗人に

 

取り残されし

 

窓の月

 

あるとき、泥棒が入ってきて、金目のものをなにも所有していない良寛はなんとかしてあげたいとおもう。無執着の境地にあるので、泥棒が来ても泥棒のことを思いやる良寛。あげるものがなにもない。布団があったから、せめて布団を持って行ってもらえないものか。そうおもいわざと大きく寝返りを打つ。そして泥棒は、布団を盗んでいく。せめて布団だけでも持って行ってくれてよかった。そんなとき歌われたとされる歌

 

 

『麗しのサブリナ』

オードリーヘップバーンといえば『ローマの休日』という印象ありますよね。

久しぶりにもう一度みてみたい。

 

 今回紹介したいのは『麗しのサブリナ

 この映画をきっかけにある人が事業家になることを決めたという話を、本で読んでレンタルして見てみました。白黒映画は、黒澤映画とか年に1回見るか見ないかという頻度です。ゆったりできるときじゃないと、なんとなく見れないような気がします。

 

 今日の映画はやはり、より受動的に引きつけるように、少しでも長く見てもらえるように工夫された広告があるように・・・。昔の映画は出だしはなんとなくゆっくりで、お客さんを急いで引きつけようとしてない。映画館でみることが前提で、他に娯楽が少なかったからというのもあるとおもうけれど。

 

・ボギーちゃん

ハンフリー・ボガードというものすごい酒強い渋めなおっちゃんが主役です。きみの瞳に乾杯という名セリフで有名とされる『カサブランカ』など多くの有名作品に出ています。何作か見ましたが白黒映画が多いですね。推理小説で有名な探偵フィリップマーロウの役もやっていたり。個人的には日本の三船敏郎的な立ち位置な人とおもいます。スティーブマックインとか、あとは『ベン・ハー』のチャールトンヘストンに並ぶような。(この中で比べると)でもハンサムではないのに、なぜか渋さが光る。

 

・あらすじ

ボギーは実業家として成功を収めていて、プレーボーイの弟が結婚しようとしています。そこに仕えるお抱えの運転手の娘、オードリヘップバーン。ハンサムな弟に恋をして、身分が違うという理由から、恋心を捨て一度フランスへ。高貴なるレディー、淑女として、花嫁修行なるかな、垢抜けて戻ってきます。

 オードリは弟に見初められます。これから仲良くなろうというときに、そこへボギーが出てきます。弟の結婚の邪魔にならないようにオードリーに恋心をあきらめさせるというのがあるのでしょうか。弟の代わりにオードリーの相手をします・・・。彼女はどう選択するのか。

 

シンプルな筋書きに見えるのに上手いとしかいいようがない。


単純に役者の魅力が際立っているとおもいます。物語で、靴を履けない子供たちにお金を与えて靴を買うことを可能にするのは”事業家”なんだとボギー。イケメンが持て囃されることが多いけれど、男の魅力ってそこだけじゃないんだなあ、と。麗しのサブリナ(オードリー)は誰のもとへ・・・。

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ボガード&オードリー

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「『きみの瞳に乾杯』は別の映画で言いますよ〜」「あらまあ」

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ぼくは怖くない

ぼくはこわくないというイタリア映画だったはず。

 

ザ・シネマで放送されていて、夏にみた。

イタリアの田舎。貧しい農村のような風景。村の人はみんな顔見知りというような田舎で、美しい景色が作品全体に広がっている。

夏だとおもう。

少年と大人。

大人たちは何かを話しあっている。

少年は、子ども同士の子どもっぽい見栄の張り合いをしている。そんな牧歌的な雰囲気で、それだけの映画かとおもったら、……。

 

地下で裸の金髪の少年と、「ぼく」が出会う。

 

その裸の少年はなぜそこに現れたのか。宇宙人的なモチーフとして登場しているのか。

金髪に、金の麦畑(?)で二人で笑い転げるシーンが印象的で。

それとは対照的に大人たちは何かをしている。いったい何があるのか。

ハリウッド映画だと、だいたい最後に悪党みたいなのが出てきたり、恋人が危機に陥っているところを助けたり、世界の平和を守ったりするという基本的な設定があるとおもうんだけど、イタリアの田舎が出てくる映画をあまり見たことがないから、本当に新鮮だった。

面白い。もう売ってるかどうかもあやしいくらい人気ではなさそうだけども(心配になって調べたら人気ありそうだった!)

 

子どもと父親。その関係は、父の方が強い場合が多い。でも本当は子どもの方が強いのかもしれない。大人たちは、仕事やビジネスのために何かを犠牲にしていて、好奇心に素直な子どもには到底敵わない。そんなことを教えてくれたような。

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子どもの好奇心は、ときに勇気

 

夏、おすすめ映画『菊次郎の夏』

菊次郎の夏

 

おっちゃんと一緒に小学生の少年が、「お母さん」に会いにいく。

夏休みのおもいで。

もし北野映画をすすめるとすればコレ。

たけしの映画は孤独や虚無感、それに伴う暴力や死が描かれることが多いとおもうけど、この作品はそのなかでも生きることに向かう。北野映画では、たいてい主人公であるたけしが死ぬことが多い。実生活で、バイク事故を経験したことも影響しているのか、いつもより現実味のある世界、日常的な風景が描かれている。そんな日常的な世界に、たけしという非日常が入り込んで来るとどうなるか…。タクシーを奪ったり、たけしにしかできないコミカルな要素があるのに、作品自体の真剣な雰囲気は失わない、たけしという個性が出ていて、これはもう彼しか撮れない映画。

 

こどもと共演しているのがいい。

はじめ、母さんに会いに行く手伝いをする気なんてほとんどなかったのに。

最後におっちゃんの名前が明かされる。

おっちゃんの名前なんての??

◯◯◯だよ。バカヤロウ!

 

だからはじめ、少年の名前がてっきり菊次郎なんだとおもってたんだけど、ちがって。この話は、菊次郎にとっての一夏のおもいでなんだって、最後に。それでもう一回みたくなるような。久石譲の曲も素晴らしく、作品を決定づけるような曲。

 

夏が好きになるような、映画。

 

『隠れ砦の三悪人』

 スターウォーズのジョージルーカスが影響を受けたといわれる映画。

日本の映画が世界を引っ張っていた時代が、この頃。白黒映画なので、見るのにためらってしまうかもしれないけど、三船敏郎演じる、真壁六郎太が出て来て砦から出るまでは退屈といえばタイクツかもしれない。このころの時間感覚はだいぶゆっくりだとおもう。

三船がチョー渋い。日本で撮られた最高の映画だとおもう。はじめてみたのはBS放送だったような気がする。はじめのシーンで落ち武者狩りのようなところがあるんだけど、そこで役者さんが走ってる馬に踏まれてるって聞いたんだけど、いまは撮れないんじゃないの? ってびっくりするような話。中盤の戦闘場面では三船が両手で刀を構えながら股の力だけで乗馬しながら進んでいくんだけど、内転筋の力がよっぽどあるのか、落馬の危険性もあるなかで、どうやって撮ったのっていう、そっちが気になるほど。

黒澤&三船の『用心棒』『椿三十郎』も素晴らしいとういか圧巻なんだけれども、こっちは三船演じる一人の侍により焦点を当てて描かれていて、血なまぐさい印象が否めない。侍好き、あるいは三船ファンにたまらないとはおもう。

エンターテイメント性でいえば『隠れ砦の三悪人』。笑いがあって、閃きがあって、息を呑んで、頼もしさに心踊らさせ、悲しみもあるのに、意外性もある。単純な英雄譚になってないところがいい。

 

 

あらすじは

戦国時代、いくさに敗れ追われる身となった姫・雪姫を同盟国の領地まで逃すというというのが一つなんだけども、これは三船と雪姫だけの秘密。敵を騙すにはまず味方から、というお手本のような設定なんだけども、あとの二人はこのことを知らずに、薪の中に隠した金を運ぶために、お金のために行動を共にしているんだけども……。この二人は太平と又七というコンビで、劇中を通して滑稽という言葉を体現している。スターウォーズのロボットコンビの元となったといわれている。

 

 

脚本が優れていて、こういった優れた脚本は何作も作って、そのなかで偶然生まれるんだともう。狙って、一個作って当たりましたみたなものではなくて。

 

姫役の上原美佐さんは、この映画のために生まれて来たのかもしれない。一躍人気女優になったが早々と女優業を引退している。

 

プログラミング学習 独学3日目4日目

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仕事がおわったあとにかろうじて一問、、。

やらないよりはいいよね。

だってやる気スイッチを押してしまったから(笑)

 

もう一問いくよ。

もちろん答え…見るよ^^